どこまでも見えてこない美しさ
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2003年4月26日、一人の女性が自ら命を絶った
この本は自分のことを、八本脚の蝶だと言う一人の女性が、この世を去るまでの日記だ
(↑を一冊の本にした物)
初めてこの本を読んだとき、文章が美しいというか恐怖というか空気のような感覚と言えば良いのか、、
とにかく、どう言語化すればいいのか分からないが、強いて言うなら文字に色がついて見えるのだ
文章の波に乗るような感覚になったり、逆に文章に心を殺される様な感覚に陥ったり
文字って使い手によってはこんなにも美しく感じるんだなと、読めば読むほど思わされる
それは常日頃、なにかを見ていた作者、二階堂奥歯だからこそできた芸当であるのだろう
彼女が世界をどんな目で見ていたのか、なぜ彼女は自殺を選んだのか
あなたの目で答えを探し出して見てはいかがでしょうか
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彼女はどこにいたのでしょうか、、、